<ポッドキャスト解説>
<参照テキスト>
◉今回のトピック
・ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻の開始から1か月余り。
・ウクライナへの民間人による募金活動による支援も活発化。
・その中で注目されている仮想通貨によるドネーションや、さらにはウクライナを支援するための様々な活動を検討するDAO(decentralized autonomous organization)の存在。
・国や企業や団体の壁を超えたSNSでの繋がりから、スマートコントラクト上で決議するWeb3.0における新しい活動体のカタチ。
◉ブランド
・「メタバース」「Web3.0」がもたらす世界
・ブロックチェーンによる組織体「DAO」
◉ソーシャルでの評判
・ウクライナの軍事侵攻の話題において最もエンゲージメントが高いのはドネーションの話題
・仮想通貨による寄付額は60億円を超え、入金からウクライナ政府の着金までが数秒で完了
・グローバルではウクライナ政府による仮想通貨でのドネーションの呼びかけが超話題
・日本におけるDAOはキングコング西野氏や、フィナンシェの国光氏が絶賛盛り上げ中(しかしオンラインサロンな延長な印象)
◉考察
・SOCIALプラス要素=「ウクライナへの民間による経済支援」
・SOCIALマイナス要素=「国際決済への外交/政治による介入」
・BRANDプラス要素=「現実社会に縛られない組織体」
・BRANDマイナス要素=「投機目的のバズワード」
◉勝手なひと言
「メタバース」「Web3.0」という新しいテックがもたらす世界を、ブランドという括りでは大きすぎますが、敢えてマーケティング視点で生活者の行動を変容を考えるなら、「使い方がようわからん」「誰かが儲けたいだけでしょ」「なにそれ美味しいの?」など懐疑的な目が向けられる中、超特大のソーシャルグッドな活動が、どのように生活者の関わり方をシフトしていくのか、非常に注目。